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大腿骨挫傷をした話(前編)

1日目:

2023年6月某日月曜日

朝7:00

起き上がれなかった

 

肘をついて、体を支えても全く下半身に力が入らない

右膝を曲げた途端に、左太ももに激痛

 

「ぃいだっ!!!!」

 

のそのそとゆっくりセイウチが後退するように梯子を降り、地面に着地

激痛でうまく歩くこともできなかった

 

6日目:

日に日に太ももの痛みが強くなってきた

(これは絶対に筋肉痛じゃない、絶対やばいやつ)

と分かっていたが、認めるのが怖くて病院に行こうとも思わなかった

 

7日目:

仕事中座ってることでできなくなり、涙も止まらず

苦肉の策で飲んでいたロキソニンオーバードーズ気味だし

いやいや病院へ

 

いつもお世話になっている整形外科

 

レントゲンを撮影

 

軽い問診の中で先生は何か心辺りがあるような誘導尋問を続ける

レントゲンをみて

椎間板ヘルニアがあるね」

「!!!????」

「ほらここ」

「ほんとだ・・・」

 

椎間板が潰れた骨の間からにょろっと出てるように見えた

 

「足しびれある?」

「ないです」

 

「うーん。。。一回薬飲んでみて、週明けまで待って良くならなかったらMRI撮ろう」

 

そう言われ、帰宅することに。

その日はたまたま車が使えず、徒歩10分の道を歩いて来ていた。

痛すぎて、帰りは20分かかった。

 

近所の家の庭にいる猛犬にはワンワン吠えられるし

杖ついているおじいちゃんには(俺より酷い人おるんやな)みたいな目で心配そうに見られるし

 

家についた途端、うつ伏せにソファにダイブして足をしばらく休めた

(うぅ、、、MTGあるのにー、、、)

 

10日目:

土日の間まったく足の痛みは引かず、どんどんひどくなる一方だった。

家の中を歩くことすらできなくなっていた。

(週明け絶対に病院に行く)

と決めて、すぐにMRIの予約を取った。

 

15日目:

MRIを撮影した

出てきた画像を見て驚いた。

素人目で見てもわかる程はっきりと、大腿骨の骨の中が真っ白になっている

よくある医療ドラマの肺がんの人のレントゲン写真くらいよくわかる

右は黒いのに、左は真っ白。

こぶし大の大腿骨の真ん中が真っ白に塗られている

https://みやした接骨院.com/enter/wp-content/uploads/2021/01/02-1024x604.png

*1

「ほらここ。白いのわかる?足の付根の大腿骨っていうところに水がたまっちゃってるの」

「あーこれは結構ねぇ・・・」

「これ、皮膚にできるあざと一緒だから。動いちゃだめ。なるべく安静に。
そうね、多分3ヶ月くらいしたら治ってくると思うから。それまではなるべく安静に」
「放って置いたら治るよ」

 

安静にというか、痛すぎて歩くことすらままならないから治るのかすら不安だった
一生このままなのかとか泣きそうになっていたので「放って置いたら治る」という雑な言葉に救われた

 

もう全然薬が効かず、市販のロキソニンのほうがまだ効き目があることをアピールしたら薬を変えてもらえた

「医療用麻薬のちょっと弱いやつ」

という怖い説明を聞いて、トアラセットとセレコキシブという2種類の薬を受け取った

「副作用で、気持ち悪くなるけど頑張って」

と言われてつわりを思い出し絶望した気持ちで帰路につく

仕事に影響出るほど気持ち悪くなったらどうしよう

あぁ夫に言うのめんどくさいな

子どものことどうしよう

とか先回りして不安になりながら考えていたが全く副作用はでなかった

 

で、ヘルニアは関係ないのか!?っていうのは家に帰ってから聞き忘れたことに気づく

 

後編へ続く