虫が大好き。特に蝉が大好きな8歳の息子。
梅雨が明けると毎年、同じマンションの虫取りフレンズたち(同じく8歳男子)と仲良く蝉取りをする。
マンション中の蝉を狩る
といったほうがイメージは近いかもしれない。
鬼刹隊ならぬ蝉刹隊
みたいなテンションで狩りにいく
毎年そんなことを続けていたら、蝉にすごく詳しくなった
どのくらい詳しいかというと図鑑にも書いていないことを知っている
例えば、マンションにいる蝉の種類はアブラゼミとクマゼミしかない。
アブラゼミとクマゼミとミンミンゼミと〇〇ゼミは、お腹の中の様子が全部違うんだが、白いうにょうにょがあって、それはどれも同じ場所についてて~うんぬんかんぬん
どうして蝉のお腹の様子を知っているのか、私は知りたくない。
さて、なぜ蝉のせいでお盆休みが地獄だったかの話
完結に言うと、暑すぎて蝉が飛ばないせいで、予定していた自由研究課題ができず
お盆休み後半に急遽別の実験をしなくてはならなくなったから
せみーーーーーーーー飛んでよーーーーー!!!!!
宿題大っ嫌いな息子は、毎年夏休みの作文の宿題のテーマは蝉。ポスターも蝉。
全部蝉。そのうち書写も蝉って書くと思う。
ちなみに、超苦手なリコーダーは、1、2曲は頑張って1回だけ練習したが後はエアーリコーダーで乗り切った(乗り切れてない)
私はリコーダーは好きだったが、冬の縄跳びは大嫌いで、部屋の中でエアーで飛んで(日本語w)やったことにしてた
なので「エアーリコーダー」というチートを息子に伝授し、息子も満足げだったことに母として誇らしく思う!
そうそう、地獄の様子をね、ちゃんとお伝えせねば
当初蝉の飛ぶ力を研究しようと思い、綿密な計画を7月から立てていた
お盆休みに夫が休みに入ったところで一緒にやろうというつもりだった
日中仕事で不在がちなのでお盆まで時間が取れなかったのでやむを得ん
で、8/10頃、予備実験をしようとしてしょぼくれた息子が帰宅して一言。
「蝉、どうやっても飛ばない・・・」
うそでしょ?
と思って同行して一緒にやってみたが、本当に飛ばない。
地面においても、手で放っても飛ばない。
落下する。
試しに早朝の気温が低い時ににやってみたころ、8匹中4匹くらいは辛うじて飛ぶけど
明らかにやる気・・・というか元気がない
なんかちょっと蝉が不憫だった
という訳で、急遽予定変更!!
結局残り2日間で自宅でできそうなテーマを、過去の自由研究の題材リストみたいなありがたい冊子から選んで
「服についたミートソースと桃は本当に落ちないのか」
という実験をすることにした
2日で計画、準備、実験、レポートまとめ
という地獄だった。私も地獄だったけど息子は顔色悪くなってたw
案の定、泣きながらやってた
でも泣きながら最終日に宿題やるなんて「夏の風物詩だよねw」と夫とほんわかぱっぱした
ちなみに結果は、洗剤よりも放置しないことが重要
特に桃。1時間半経ってしまったらもう何しても落ちなかった
ググれば落とし方出てくるのかと思うけど、来年の自由研究のためにこのネタはとっておこうと思う。いい先行研究ができた気がする。
オススメ書籍
論文のような体裁で日本中の蝉の詳しい生態が書かれている
マニア必見の一冊
そして何と言っても日本中の蝉の鳴き声が収録されたCDがついている
ニイニイゼミでもこんなに鳴き方違うんだーとか思っちゃう
しかも、70分以上ある大作!!
どうぞ、夏っぽいBGMにご利用ください。
そういえば、日本で買える蝉に関する本って意外と少なくて、手が届く範囲のものは大方もう買いそろえてしまったかもしれない。新しい本が出るのが楽しみ。